朝礼に対する考え方

『朝礼って一体何のためにやっているの?』『朝礼を変えると社員が変わるって本当かな?』『朝礼の時間って無駄じゃない?』などなど、朝礼に対する悩みは様々です。先ずは朝礼に対する私たちの考えを読んでみてください。

  • 朝礼とは社員の幸せを確認する場である
  • 朝礼とは一日でもっとも楽しい瞬間である
  • 朝礼とはコミュニケーションの源泉である
  • 朝礼とはどんな発言も赦(ゆる)される場である

これが我々の朝礼に対する基本的な考え方です。
ここから我々がみなさんにお伝えしている朝礼デザインが導き出されます。

どんな朝礼ができるの?

朝礼は座って行います!

ほとんどの会社で朝礼は立って行います。
しかし私たちは座って行う朝礼を推奨しています。

なぜならばリラックスできるからです。
『えっ?そんなゆるい朝礼だと、だらけてしまわないか?』という質問をよく受けます。

安心してください。大丈夫です。
実は逆です。

座って行う朝礼を導入するだけで、生産性が20パーセント向上したという報告を受けています。
それもそのはず、そもそもなぜ朝礼を立って行うのかをほとんどの人が知らないからです。

朝礼の起源は軍隊組織での点呼などに起源をもつと考えられています。
それが社会的に広まったのは1900年代以降のことです

そして第二次大戦のころは、集団としての学校の統合性を確保するための最も重要な訓練・管理業務の一つとなりました。
現代では一定の曜日にのみ全校単位で行われ,日常的には学級単位で行われることが多くなるなど変化してきています。

企業体では集団性育成の手段として企業内各部門ごとに広く行われています。
そういう歴史的背景から『朝礼は立って行うもの』という意識が定着したと考えられます。

私たちが提唱している朝礼のコンセプトは最初に述べた通りで、朝礼の歴史的背景からは完全に逸脱しています。
『社員の幸福のための朝礼』これこそが私たちの目指す姿です。

例外的に『座る場所がない!』などの理由で立って行う朝礼をおすすめすることもあります。
その場合でも可能な限りリラックスしてもらえるようにデザインしています。

朝礼でお菓子を出すのもOK!
座るどころか、床に寝そべって聞くのもOK!
『朝礼だけが楽しくてこの仕事を続けています!』なんてのもOK!

あなたも今の朝礼を見直してみませんか?

仕事の話は一切しません!

『では、引継ぎはいつやるんですか?』と質問を受けます。
引継ぎは仕事の中に組み込んでもらいます。
引継ぎも組織の一つという考えです。

そもそも『朝礼で言ったよね!』という上司の言葉を真に受けてはなりません。
引継ぎ事項は責任者が部下に強制するものではなく、社員が自らの仕事をよりスムーズに進めるために社員から取りに行くべきものです。

『引継ぎがなくても最低限の仕事は出来る、しかし引継ぎがあればもっとスムーズに仕事ができる』
これが引継ぎの本質です。

引継ぎを仕事の中に組み込むことによって、いつでもその情報を取り出せるようにします。
例えば旅館業務において『本日のお客様は5組です!』という情報を朝礼で言う必要はありません。

情報は必要な時に必要な人がいつでも取れるようにしておくべきものだからです。
朝礼で言われた『本日のお客様は5組です!』という情報を聞き逃したからと言ってその日の仕事が出来ないようでは、その組織の情報管理に不備があるということなのです。

上司の『朝礼で言ったよね!』という言葉は『私は組織の情報管理が出来ていません!』という宣言なのです。

朝礼で仕事の話を禁止すると驚くべき変化が現れますよ。
あなたもそれを体感してみませんか?

プライベートの話だけします!

朝礼で仕事の話をすることが出来ないので、残るは社員のプライベートの話をするだけです。
朝礼でプライベートの話をすることのメリットは次の通りです。

  1. 自分の事情と他の社員の事情とのバランスに目が行くようになる
  2. 仕事が家庭の幸せを奪うものから家庭の幸せを支えてくれるものに変わる
  3. 会社がもう一つの家族になる

多くの人は仕事を義務と感じています。

『本当はやりたくないけど、家族を養わなければならないから…』
『他に行くところがないから…』
『宝くじに当たったら、こんな仕事すぐに辞めてやる!』

みんな仕方なく今の会社にいるんですね。
それって、ちょっと悲しいです。

でも大丈夫!
朝礼でプライベートの話しだけをするようになれば会社に来るのが楽しくなります。

なぜなら他の社員の抱えている悩みや事情が分かるようになるからです。
そしたら他の社員が急に休んだ時も『そういえば、彼は子どもさんの調子が良くないって言ってたな!』と理解できるようになります。他の社員も自分と同じで色々な理由があって今ここにいるんだなということが分かるようになります。

これってとても大切なことです。
なぜなら、他人に優しくなれるってことは自分自身にも優しくなれるってことだからです。

社員を自分の家族のように大切に思える会社って素敵だと思いませんか?

卒業する日を宣言する!

朝礼でプライベートの話をするようになると必ず出てくる問題が『会社を辞めたくなる!』ということです。
せっかく『社内のコミュニケーションを良くして会社を良くしたい!』と考えて我々に朝礼デザインをお願いしたのに、結果は会社を辞めたいという社員が続出するのですから深刻です。

でもこれってどの会社も通過する普通の現象なんですよ。
実は会社を辞めたいという社員が続出したのではなくて、社員が本音で話してくれるようになっただけなのです。

つまり、朝礼デザインを導入する以前は『辞めたい!』と言えなかっただけなのです。
このことに気づいてから我々は朝礼デザインを導入してなるべく早い時期に『あなたはいつこの会社を卒業しますか?』ということを考えて宣言してもらうようにしています。

多くの社員はびっくりします。
そりゃそうです。

『あなたはこの会社にいつまで居続けるつもりだい?』と質問されているわけですから。
でも大丈夫!

『いつでも会社を辞めていい!』というのは心をものすごい安心感で支えてくれます。
その結果、今まで以上に仕事へのやる気が湧いてくるのです。

新入社員がもう次の転職先を探しているという話を毎年のように耳にします。
彼らは辞めたいのではなく『もしもの時はいつでも他の会社に転職できる!』という安心感を保険にして今の職場で頑張れるのです。

卒業を宣言することの効用は次の通りです。

  1. 安心して今の仕事に集中できる
  2. 今の会社が自己実現のための通過点に過ぎないと理解できる
  3. 経営者が卒業を前提として採用活動をすることが出来る

社員のことを『人的資本』と言ったりします。
この言葉はお金が一か所に留まると腐っていくように人も一か所にじっとしていると異臭を放つようになることを端的に表現しています。

お金も人も流通させることでその本来の輝きを発し始めます。
『人的資本』は社会の共有財産です。

社員が新天地で活躍する姿を見たいと思いませんか?
広く社会で活躍する社員を育てたいと思いませんか?

その基盤があなたの会社にあったとなればなおさら嬉しくないですか?
そんな会社を社会が見捨てるはずがありません。

朝礼デザインはZOOMでもできますか?

もちろん可能です。
我々の拠点が大阪にあるので、関西圏の方ならば実際にお会いしてデザインいたします。

遠方の方はZOOMでも対応可能です。
朝礼デザイン、そしてあなたの会社の朝礼そのものをZOOMで行うことも出来ます。

朝礼デザインの費用について

『一体いくらで朝礼をデザインしてもらえるのだろう?』と疑問に思っていらっしゃる方がほとんどです。
ほとんどのケースが1~2回の訪問、または1~2回のZOOMで完了します。

なので『訪問及びZOOMの費用×日数=朝礼デザイン費用』と考えていただければ大丈夫です。
朝礼デザインに必要最低限な費用は料金表ページからご確認いただけます。

なお、このホームページに記載されていることをあなたの会社で勝手に実施することは何の問題もありません。
そのように作ってあります。

弊社への連絡・許可など一切不要です。
どうぞご自由に朝礼をデザインしてみてください。

わからないこと・困ったときのご相談にも応じます。

朝礼デザインで迷ったらお話しいたしましょう

朝礼デザインといっても形は様々です。
事務系のように一斉に出社して一斉に退社するところもあれば、サービス系のように社員が順番に出社し、顔を合わせる機会がほとんどないという会社もあります。

我々から提案することはあくまでも参考であり、あなたの『こんな風にやってみたい!』を尊重しています。
なぜならばそこに答えがあるからです。

朝礼を変えようとすれば抵抗勢力に遭うかも知れません。
もしかしたら大変な苦労を伴うものかも知れません。

しかし答えは問題のすぐそばに、とても意外な形で隠れているものです。
それを一人で見つけるのは難しいので我々がいます。

『我々に相談しているうちに解決策が空から降って来た!』というのが理想です。
なので一度我々に相談してください。